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顎関節症の診断と治療

顎関節症の診断

適切な治療をおこなうためには、正しい診断がおこなわれることが前提になります。そのために、同意が得られた患者様に対し、必要に応じた検査を受けていただいています。詳しくは、医院へお問い合わせください。

顎関節症治療の検査料金(治療費)

診断のために必要な資料・検査例

既往症・問診

かみ合わせの障害(顎関節障害、咀嚼系筋肉障害)の場合、最適な診断と治療をおこなううえで、今までにかかった病気(既往症)の情報が欠かすことができません。
当院では、初診時にご記入いただくアンケート(問診)のほかに、病気・症状の経緯、これまでに治療を受けた医療関係者の情報、薬の情報、他施設で受けた検査の情報などを、事前に送っていただいております。

触診

患者さんの頭や首、お口に直接触れ、咀嚼筋と舌骨上筋群、顎関節の痛みの把握や、開口路、開口量の観察などをおこないます。
触診によって、収縮し、衰弱した筋肉内の筋繊維の、触診可能な過敏帯の局部的圧痛点(トリガーポイント)を把握します。

触診

X線診断(パノラマ/顎関節規格撮影)

X線診断は、顎関節症で偏位した顎の診断に用います。規格撮影については、サジタリウス3000という顎関節規格撮影装置を採用しています。

X線診断(パノラマ/顎関節規格撮影)

MRI

X線の代わりに磁気を利用して体内の状態を撮影する映像法(核磁気共鳴画像法)で、顎関節の動きを知り、診断を下すうえで欠かせない情報です。
当院にはMRIの設備がありませんので、他施設で撮影をお願いしています。

顎関節症の治療

当院の顎関節症治療の大きな特徴は、初回の治療から、効果を実感される患者さんが多いということです。まず、ずれた関節円板を元の位置に戻し、痛みの原因となっている萎縮した筋肉をほぐすことで、緊急に痛みの緩和をおこなうからです。


もちろんそれで終わりではなく、その後に咬合調整、スプリント療法などをおこない、かみ合わせの基準(中心位)を定めて治療を進め、最終的には「理想のかみ合わせ」をつくることをめざします。

咬合調整

かみ合わせにおいて歯が高いところを削り、低いところにかみ合わせを作ります。

スプリント療法

スプリント療法

ソフトスプリント(保険適用)

ソフトスプリントで上下の歯のあいだにワンクッションおき、かみ合わせないことによって、萎縮した筋肉のリラクゼーションをはかります。

ハードスプリント(保険適用外)

ハードスプリント(保険適用外)

重症なケースでは、ハードスプリントを用います。関節円板のずれを治し、大きく変移した顎関節等を快適な位置に誘導することを目的とします。

顎関節規格撮影装置サジタリウス3000によるX線写真から得られるデータをもとに顎の運動量を決定し、ハードスプリントを作ります。

※ハードスプリントは保険適用外になりますので、診断料を含めて5万円〜10万円の費用が発生します。

顎の移動量を決定/咬合器による最終調整

ダイレクトスプリント

ハードスプリントで顎関節が機能する位置が出た後に、歯の高さが足りないところに直接医療用のプラスチック(コンポジットレジン)を盛って、かみ合わせを安定させます。スプリントをしたまま食事ができ、快適なかみ合わせの状態が24時間保たれるので、再発の防止にも効果的です。

顎運動採得と咬合診断

ダイレクトスプリントによって下顎頭が安定した位置に誘導されたら、咬合器を使って咬合位を作成する診断をおこないます。
模型をつくって適当に上下をあわせるのではなく、患者さんから採取したデータに基づき、咬合器を使って顎の動きを正確に再現します。

中心位での治療

下顎の位置が決まり、顎関節の安定がはかられた時点で、咬合診断のために中心位での咬合診断をおこないます。ミクロン単位の正確な治療をおこなうことは不可能ですので、「中心位」という基準を定めることは、顎関節症治療において非常に重要です。

中心位での治療

理想的なかみ合わせをつくる治療

理想的なかみ合わせをつくるため、総合歯科診療の各技術を駆使して治療にあたります。理想のかみ合わせは、何点で上下の歯が接触するということまで、細かく定義されています。このゴールに向けて、咬合調整、矯正治療、保存修復、補綴処置(詰めもの、被せもの)などを適切に用います。