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より安心できる歯科治療のために

患者さんに安心して受けていただける歯科治療を提供するために様々な取り組みを行うことは歯科医院として当たり前のことですが、取り組みが歯科医院の独りよがりであってはいけないと考えています。
そこで西川歯科医院では、積極的に第三者機関の評価を受け、本当の意味で治療の質の向上が図れるようにしています。

インプラントセーフティーマーク(ISM)取得

『インプラント・セーフティー・マーク制度』とは、第三者機関(NPO法人歯科医療情報推進機構:IDI)がより安全でより安心なインプラント治療を確保するために発足させた評価制度です。

「環境」「技術」「運用」の観点から総合的に<安全性>が評価され、審査基準をクリアした歯科医療機関にのみ認定マークが交付され、使用が許諾されます。
西川歯科医院では、平成23年12月20日、第I-111410007号認定を受けています。

神奈川県のISM取得医院:西川歯科医院

インプラント・セーフティー・マーク導入の目的

インプラントセーフティーマーク(ISM)取得

インプラント治療は科学的根拠に基づく成功率の高い治療法にも関わらず、安易に取り入れた一部の歯科医師が認識が低いまま治療を行っていることから医療事故や高額請求などのトラブルが絶えず、患者さんにインプラント治療に対する疑念を生じさせてしまっているという事実があります。

保険が適用されないため、管理機関が存在しないまま医療機関や歯科医師の自己責任で運用されていることもトラブルの原因のひとつと考え、全国統一の一定の基準を設け、そのガイドラインをクリアできているかどうかを第三者機関が厳密に評価することとしたのが、インプラント・セーフティー・マーク制度です。

インプラント・セーフティー・マークの認定を受けることで、より安全・安心なインプラント治療を行うための取り組みや努力を行っていることが客観的に評価されます。この評価は「一定水準以上のインプラント治療を行っている歯科医療機関を選ぶための参考」とすることができ、歯科医院側だけでなく、患者さん側にとっても有益なものであると考えています。

インプラント・セーフティー・マーク認定基準

認定要件の概要

  1. IDIが指定するインプラントに関する学会の専門医以上が常勤していること
  2. IDIが定めるインプラント安心基準マネージャー制度に則り、所定の研修を受講し、試験に合格したマネージャーが1名以上常勤していること
  3. IDIが定める医療安全を中心とした施設基準の判定(実施現地調査)に合格すること

実地現地調査の評価基準

認定申請を提出している歯科医療機関に対し、以下の5つの基準に沿った実地現地調査が行われ、その総合評価で判定が行われます。

実地現地調査の評価基準

医療安全管理基準

方針やマニュアル、緊急時対応、アクシデント・インシデント情報の収集、自己予防策 など

感染対策管理基準

院内の清潔保持、マニュアルの有無と運用状況、感染予防対策、滅菌の状況、廃棄物処理 など

患者中心の治療基準

インフォームド・コンセント、セカンドオピニオン対応、個人情報保護、診療録の開示、患者の快適性・利便性への配慮 など

診療の質基準

施設・設備、機器、インプラントの保管状況、インプラントの使用手順、診療録・診療諸記録の記載・管理、クリニカルパスの作成・運用、インプラント・マネージャー、口腔内環境の術前改善、手術前後の環境やフォロー体制、補綴物の基準、医薬品の管理、治療成績の調査・分析・改善 など

総合的マネージメント基準

理念・方針、連携医療機関、心肺蘇生訓練、事故保証対応、職員教育(診療、医療安全、感染対策、個人情報保護、接遇) など

IDI認定医療機関(歯科・歯科口腔外科)

インプラント治療だけでなく、歯科診療所の歯科医療機能全体についても客観的な評価を受け、基準を満たす歯科医療機関としての認定を受けています。
こちらもNPO法人歯科医療情報推進機構による第三者機関の審査です。

歯科医療情報推進機構 認定歯科医療機関一覧

評価項目 「6つのE」(環境と診療)

実地現地調査の評価基準

第1のE:診療内容(Examination)

  • 診療所の理念や目標が確立され、共有されている
  • 組織体制が適切で、責任と権限が明確にされている
  • 医療連携や、地域の健康増進に寄与する活動などが行われている
  • 診療の質を高める努力をしている
  • インフォームド・コンセントが適切に行われている・・・など。

第2のE:人的環境(Human Environment)

  • 教育研修計画が整っており、歯科医師やスタッフの教育研修が適切に実施されている
  • 接遇と応対に配慮し、患者さんや家族の希望・意見に基づいてサービスの改善を行っている・・・など。

第3のE:オフィス環境(Office Environment)

  • 院内環境が快適に整備されている
  • 診療機器や機材のメンテナンス管理がされている
  • 感染防止対策が整備されている・・・など。

第4のE:運営環境(Administration Environment)

  • 待ち時間短縮への配慮が適切である
  • 関係法令が順守されている
  • 診療中、診療中以外でのアクシデントに対する体制が整備されている・・・など。

第5のE:管理環境(Management Environment)

  • 指示や情報が正確・迅速に伝達され、徹底している
  • 診療報酬請求が適切に行われている・・・など。

第6のE:改善環境(Improvement Environment)

  • 患者ニーズを的確に把握し、良好なコミュニケーションに配慮している
  • 患者の苦情や要望を受け入れる仕組みがある
  • 患者のプライバシー保護に努め、患者情報の管理の重要性についてスタッフ教育が徹底されている
  • 継続的な改善を図るための定期的な見直しを行い、見直しの結果を反映している・・・など。